アメリカの認識と構想 4
国連の場合は、アメリカの強い主張を受け入れて、今日ある集団安全保障体制を作るということになりました。
ここで、集団安全保障体制とはどういう仕組みなのかについて説明しておく必要があるでしょう。
また、この集団安全保障という考え方は、いわゆる軍事同盟(あるいは、憲章の言い方に従えば、集団的自衛権に基づく行動の仕組みと言い換えてもいいでしょう)とどう違うのかということを考えるとより分かりやすいと思います。
その点についても説明しておきます。
紙集団安全保障という考え方は、ワイトというイギリスの学者によりますと・・・
実はウェストファリア条約以後に主権国家を中心とする国際社会が形成されて間もなく欧州で生まれ、また試みられた秩序維持の仕組みであったそうです。
当時考えられたことは、欧州国際社会の秩序を破ろうとする動きを示す国家に対しては、他の諸国が協同してこれに当たることによって、秩序の維持と回復に努めるということでした。