沖縄のねずみ小僧

沖縄ツアーに行ったとき、この島のねずみ小僧、運玉義留の話を聞きました。


うんたまぎるーと読みます。


ちびまる子ちゃんこの漫画で聞き覚えのある方は多いのではないでしょうか。


面白かったのでここで紹介します。


義留が子分にした小僧は、目から鼻にぬける程のりこう者でした。


しかし、小才がきいても、胆力がなければ、大盗人にはなれないので、肝っ玉を試してやろうと思って、那覇のさる質屋におし入ることにしました。


瓦屋根の門を開けて、中門から入り、板戸を一枚はずして、座敷に入って、仏壇の下の戸棚から銭箱をとり出して義留がかかえました。


義留は戸棚に小僧をおしこめると戸を閉めて錠をかけ、そのまま外に出て行きました。


戸棚におしこめられた小僧は、泣きわめいて、戸棚の戸をたたいてあばれました。


家中のものは、この物音にびっくりして、仏壇の座敷に集まりました。


錠前をはずして戸棚を開けたとたんに小僧は、大声で「わっ」と叫んで、皆が一瞬たじろいだすきに表に飛び出しました。


義留と坊主はいよいよ力を合わせて、金持ちの家をねらって財宝を盗み出しました。


そしてそれらのものを、民百姓にひそかにくれてやりました。


平等所(警察・裁判所等)の役人は、くもの巣のように義留逮捕の網の目を張りました。


しかし、これをあざ笑うかのように、目ぼしをつけた家には予告をして盗みに入るようになりました。


大胆不敵というか、その出没のあざやかさに、役人はほぞをかんだそうですが、民百姓は神様だと称賛しました。


これが運玉義留の物語です。

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